登録事務所・弁護士

東京ディフェンダー法律事務所

弁護士藤原大吾

■略歴

1998年 4月 東京大学 入学
2002年10月 司法試験合格 (第57期司法修習生)
2003年 3月 東京大学 卒業
2004年10月 弁護士登録
2006年 2月 北千住パブリック法律事務所 入所
2008年10月 東京ディフェンダー法律事務所 設立

■インタビュー

なぜ,刑事弁護に力を入れて活動しているのか教えてください。

大学時代は,法律分野の中でも,特に刑法や刑事訴訟法に関心があり,その理論や考え方を勉強しました。
またテレビやドラマで見る刑事裁判の弁護士,法廷で証人の嘘を追及する,無実を明らかにするといった姿に素朴なあこがれもありました。
実際に弁護士になって,逮捕や裁判の手続など法律知識として知っていたものが,実際に逮捕され,裁判を受けることになった人やそのご家族にとって,どれほど苦しく,生活や人生を一変させてしまうような切実なものであることを目の当たりにしました。
そうした切実な状況の中,自分の弁護活動で,逮捕された方が早期に釈放される,無実の方が間違って処罰されることなく家族や仕事に戻る,そうした活動に意義とやりがいを感じて活動しています。

どういった思いで刑事弁護の活動をしていますか。

無実の方が間違って処罰されることが決してあってはならない,逮捕された方,裁判を受けることになった方が一日も早く社会や家族の下に戻れるように,という思いで活動しております。
これまで様々な刑事事件を担当してきた中で,有罪であること自体は争いがない事件であっても,同じ経緯や境遇,同じ状況に自分があったならばどうであろうかど,そのたびに思いました。
自分であれば事件を起こさないとは言えない,有罪であることは争いがないどんな事件であっても,共感できない,同情の余地がないという事件はないと感じています。

これまでどういった刑事弁護を担当してきましたか。

否認事件,裁判員裁判対象事件,刑の重さ(量刑)を争う事件,その他あらゆる刑事事件に対応し活動してきました。
特に,裁判員裁判対象事件は,これまで20件以上担当し法廷の弁護活動を行ってきました。
自身でも刑事弁護技術の研鑽に努めるだけではなく,弁護士向けの刑事弁護に関する研修の講師を担うなどしてきました。

刑事弁護の活動で大切にしていることを教えてください。

刑事事件で重要なのは,事実と証拠であり,そしてそれらを分析するセンスが問われると考えています。
ご本人から繰り返し,色々な視点から事実関係をお聞きし事案の把握に努めるように心がけております。そして,多くの証拠を収集し,十分にその分析と検討に努めるよう心がけております。また,事実や証拠の見方,事案の把握の仕方について,常にセンスを磨くよう心がけております。
裁判員裁判においては,裁判官のみならず刑事裁判には縁がないような一般市民の方も参加されます。
そのような一般市民の方も十分に理解できるように,まずは自分自身が事案を深く理解すること,その上で一般市民の方の立場からも分かりやすく理解できるような説明内容とプレゼン方法の研鑽に努めております。