弁護事件例

2016.06.17 【交通犯罪】その他

自転車事故で取調べを受けた事例

不起訴
示談
逮捕阻止

事案の紹介

自転車を運転中音楽を聴いていたため注意散漫であったたため,歩行者に衝突させた。被害者は路上に転倒し,骨折等により全治数ヶ月の怪我を負った。

弁護活動

 自転車の走行中に事故を起こして怪我をさせた場合,重過失致死傷罪という刑事罰が科される可能性があります。
 自動車の場合は,自動車運転過失致傷という特別な法律がありますが,自転車で事故を起こした場合は,重過失致死傷罪(懲役5年以下又は100万以下の罰金)が適用されるケースが多いです。
 昨今は自転車事故に対する厳しい意見も多く,中には逮捕されたり起訴されるケースも出てきました。
 また自動車と違い保険に入っていない場合には被害者に対して賠償することが困難なケースもあります。
 本件では,家族が加入していた保険がありそれが適用されることとなり,被害者の方と交渉し示談をまとめました。
 警察は何度か事情聴取をし,立件(逮捕もしくは起訴)を検討していたようでしたが,結果は不起訴処分となりました。