弁護事件例

2016.06.20 【暴行・傷害】傷害

多数の補導歴がある少年が,多数の窃盗・占有離脱物横領及び傷害事件を起こした件で保護観察となった事例

準抗告
捜査弁護
示談
少年

事案の紹介

少年は,不良仲間とともに,多数の自転車や原動機付き自転車を窃盗・占有離脱物横領し,また,同級生を殴って全治3週間の骨折等の怪我をさせた事案。

弁護活動

私選で受任した少年事件です。
少年は学生でした。

受任した時点で,少年は傷害事件で,逮捕・勾留されていました。
そこで,まず,身体拘束からの解放のために,家族から身柄引受書をもらい,勾留に対する準抗告を行い,これが認められたことから釈放されました。

その後,ご両親や少年と相談し,夏休みを利用して,ボランティア活動をしてもらったり,アルバイトをしてもらい,少年が本当に目指したいものをみつける話し合いを家族でしてもらいました。

事件は,傷害や窃盗と被害者のいる事件でしたので,被害者に謝罪をしたり,示談等をしました。

また,家庭裁判所の調査官や裁判官にも,不良仲間との交流をやめ,少年が変わりつつあることを説明しました。

少年は,最終的には,保護観察となりました。