弁護事件例

2022.03.07 【詐欺・脅迫】組織的詐欺

特殊詐欺の容疑で逮捕,勾留された後,不起訴となった事案

不起訴
捜査弁護
否認

事案の紹介

被疑者は,いわゆる特殊詐欺の受け子の容疑で,逮捕,勾留されたが,逮捕直後から黙秘権を行使し,不起訴となった事案。

弁護活動

被疑者は,いわゆる特殊詐欺の受け子の容疑で,逮捕,勾留されました。
数年前の被疑事実で,被疑者の記憶も曖昧な点もあったため,不合理な弁解あるいは虚偽供述をしたなどと言われないためにも黙秘の方針としました。
弁護人は,連日,被疑者と接見をしました。家族・知人等との連絡をとり接見時にその様子を話すことで,被疑者を安心させたり,取調べで供述したほうが裁判で有利であると述べる警察官の話が必ずしも正しくないことを等を被疑者に説明し,安心して黙秘権の行使ができるように被疑者を支えました。
被疑者は,勾留満期日に処分保留で釈放され,その後,不起訴処分となりました。