弁護事件例

2021.03.19 【暴行・傷害】傷害

実子に対する虐待を疑われたが,不起訴処分となった事件(傷害)

不起訴
捜査弁護
在宅

事案の紹介

依頼者は,自宅で妻と過ごしていたところ,息子(当時0歳)の体調の異変に気付き,救急車を呼び,息子は病院に搬送された。息子は,くも膜下出血,眼底出血などの診断を受け,入院した。息子の入院中,依頼者と妻は警察の事情聴取を受けたが,いずれも息子に暴行を加えたことはないと説明していた。
その後,息子は退院し,警察から何らの連絡もないまま2年以上経過していたが,突然,警察から事情聴取を行いたいとの連絡があり,弁護人を依頼した。

弁護活動

弁護人は,依頼者と協議をした上で,黙秘権を行使するよう指示した。また,弁護人は,捜査機関に対して,依頼者に黙秘の指示をしていることを通知した上で,取調べを行う場合には全過程を録音録画するよう申し入れた。
依頼者は,捜査機関からの複数回の呼び出しに対して出頭したが,黙秘を続けた。
その後,依頼者は不起訴処分となった。