弁護事件例

2026.08.03 【薬物事件】覚せい剤密輸

覚醒剤の営利目的輸入等の事案において取調べ拒否を行い最終的に不起訴となった事例。

不起訴
否認
釈放

事案の紹介

依頼者は外国籍の人物で、日本に入国した際にスーツケース内に覚醒剤が隠されているのが発見されたため、覚醒剤の営利目的輸入罪等で逮捕・勾留されました。
依頼者は、知り合いに脅されて報酬を受け取って金を運ぶ仕事を引き受けたと説明していました。

弁護活動

国選弁護人として受任した事件です。

依頼者は違法薬物がスーツケース内に隠されているとの認識を否定する一方、弁護人に対して述べる説明にも混乱している点が見られ、捜査機関がその供述内容に信用性を認めるとは考えづらい状況でした。

そこで、弁護人から依頼者に対しては取調を拒否して房から出ないように指示をしました。

さらに、弁護人から捜査機関に対して、取調べ拒否を行う旨の通告書を送付し、その際、同様に取調べを拒否する旨を明示した書面に依頼者の署名・押印をもらい、合わせて送付しました。

依頼者は、実際に取調べを求められても拒否することができ、弁護人選任後は取調べを受けることなく勾留満期を迎えました。

結果として、依頼者は不起訴処分となり、母国へ帰国することができました。