弁護事件例

2016.06.17 【暴行・傷害】傷害

元交際相手に暴力を振るって怪我をさせたり,金員を恐喝した傷害・恐喝の事案で,執行猶予判決となった事案

執行猶予
示談

事案の紹介

被告人は,過去に同棲等していた元交際相手に暴力を振るって怪我をさせ(全治3日間),数万円の金員を喝取した傷害・恐喝の事案で,執行猶予判決(懲役2年6月・執行猶予4年)となった事案。判決時には示談未了で,判決後に示談成立。

弁護活動

国選弁護人として担当していた事件です。

被告人は,元交際相手に対してストーカー的な状況となっており,被害者も,リベンジポルノやさらなる被害にあわないか,とても心配している状況でした。

起訴された事件は,認めていましたので,示談ができないか被害者やその両親と話をしてみましたが,被害者側からは,起訴された事件以外にも多数の被害があり,その件も含めた示談でなければ応じられないということでした。

最終的には,判決後に示談することになりましたが,被告人の両親に法廷に出廷してもらい,被害者に誠意をもって示談交渉をしていきたいと述べてもらいました。
被告人の反省の態度やそうしたご両親の様子が有利に考慮され,判決時点では示談ができていませんでしたが,執行猶予判決となりました。