刑事弁護ブログ

2019.01.09 刑事弁護コラム

「ちゃんと話せばわかってくれる」?

ある日突然、身に覚えのないことで逮捕されたらどんな気持ちになるでしょうか。
驚き、恐怖を感じる、あるいは絶望するかもしれません。
それでも、警察官に、そして検察官にしっかりと自分の話をすれば分かってくれるはずだ、と思う方は少なくありません。
ご自身が一番「自分はやっていない」ということを知っているのですから、「話せばわかってもらえる」と思われるのは自然なことです。
しかし、それは適切な対応ではありません。
逮捕されて動揺されている中で話をされると、正確な話をすることはできません。
そのときはそれが正しいと思って話していても、後でよく思い出したら違っていた、ということはよくあります。
そうするとどうなるか。
「話が変遷していて信用できない」と言われてしまうのです。
警察は逮捕までするくらいですから、なんとか刑事処分を受けさせる方向にもっていきたいのです。
何かを話せば「1つ1つつぶす」という方向で動かれる危険が高いと思っておいてください。
身に覚えのないことで逮捕された場合に、ご自身の身を守る方法は「黙秘」です。
ご自身が依頼する弁護士が来るまで、とにかく黙秘をすることが大切です。
そして、黙秘が最善の方法であることを理解した弁護人を選任することもまた大切です。