刑事弁護ブログ

2020.12.29 刑事弁護コラム

あの事件、どうなった?立件されたのに音沙汰がない場合

警察や検察に呼び出されてしまった。
 ひととおり話をしてしばらくたつが、特に何の音沙汰もない・・・
 こんなときは、一度、弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。
 捜査機関が事件を捜査する場合、様々なやり方があります。いきなり逮捕する、しばらく捜査をしたうえで容疑が固まったら逮捕する、逮捕しないまま捜査を進める(「在宅」といいます)、などです。
 事件のうち一定数は、逮捕しないで在宅で捜査を行い、そのまま処分に至る事件があります。軽微な事件はもちろん、罪名自体が軽い罪名ではなくても、諸事情を考慮して在宅で進められるような事件もあります。
 そのような事件では、捜査機関からの連絡が特になく、音沙汰がない形になってしまうケースがあります。場合によっては、呼び出しや取調べなども何もないまま、不起訴になっているというケースすらあります。
 しばらく音沙汰がない場合、どのような可能性が考えられるかは、捜査実務を熟知し、刑事弁護に精通した弁護士に、一度相談をお勧めします。

弁護士山本衛