刑事弁護ブログ

2018.08.29 刑事弁護コラム

裁判員と補充裁判員

裁判員裁判は市民が参加します。裁判官3名に対し裁判員が6名で審理・評決が行われるのが基本です。
そのとき,6名の裁判員以外に,補充裁判員が選任されることが通常です。
補充裁判員とは,裁判員が欠けたときに繰り上がって裁判員になることを意味します。
裁判は裁判員,裁判官,1人でも欠けると行うことができませんので,予め補充裁判員を選任しておきます。
審理の途中で裁判員が急病などにより続けられなくなった場合がありうるからです。
補充裁判員といっても,裁判員が欠けたときに,それまでの審理の結果を知らないと加わることが出来ませんので,選任された時から,裁判官,裁判員と一緒に法廷に入り審理に参加します。
有罪か無罪か,あるいは量刑はどうするかという審理が終わった後の評議にも参加します。
裁判員との違いは,法廷で被告人や本人に直接質問することができないこと,評議には参加しても,最終的な評決には加われないこと,といった違いがあります。

また,補充裁判員は通常複数名選任され,繰り上がる順位も決まっています。
審理の終盤になると,複数いた補充裁判員の後順位の人が補充裁判員を解任されることも良く行われています。

東京ディフェンダー法律事務所 坂根真也