刑事弁護ブログ

2017.09.13 刑事弁護コラム

検察官や裁判官はどんな人がなるの?

「弁護士は司法試験を受けてなるんですよね。検察官や裁判官はどういう人がなるんですか?」

という質問をいただくことがあります。

裁判官も検察官も弁護士も、同じ司法試験を受けてなる職業です。

司法試験を受けて合格すると、司法修習という研修を受けます。

研修の中で、弁護士の仕事だけでなく、裁判官や検察官の仕事を学びます。

座学の勉強をしたり、実際の裁判を見たり、取調べを行ったりします。

その上で、自分は三者のうち、何になりたいのか、という希望を最終的に決めることになります。

「裁判官になりたい」「検察官になりたい」と希望した方が全員なれるわけではありません。

適性も判断されますし、公務員ですから定員もあります。

ただ、三者の中に優劣があったり、試験の違いがあるわけではなく、対等の当事者として、裁判に関わっています。

 

 

東京ディフェンダー法律事務所 弁護士 久保