刑事弁護ブログ

2017.10.04 刑事弁護コラム

刑事事件に関わる法律

刑事事件で問題となる法律としては,まず,刑事事件の手続について定めた刑事訴訟法があります。それから,殺人罪や窃盗罪など,一般的な罪を定めた刑法も,問題となることが多い法律です。
これらの法律については,刑事弁護人であれば,当然,内容をきちんと把握していなければなりません。

しかし,刑事事件に関係する法律は,これらの基本的なものだけではありません。
近年は,様々な分野に様々な法律が制定されており,刑事事件に関係し得るものだけでも,膨大な数に上ります。
では,刑事弁護人は,こうした膨大な法律をすべて熟知しているのでしょうか。
答えは,「否」だと思います。
少なくとも,個人的な経験に照らして考えれば,特殊な法律が問題となる場合には,その都度調査をしながら進めて行くことになります。現代の法規制の多さからすれば,これはやむを得ないところです。
大事なのは,特殊の法律が問題となるような事件を初めて担当した場合に,法令や判例の調査を予め十分に行うことだと思います。そうして,知識や経験を積み重ねて行くことが弁護活動の向上のために重要です。

法律事務所シリウス 中井淳一